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毎週先行上映
「田中くんは映画館でもけだるげ」
〜最終回記念プレミア〜オフィシャルレポート

6月25日(土)、シネ・リーブル池袋にて『「田中くんはいつもけだるげ」毎週先行上映「田中くんは映画館でもけだるげ」最終回記念プレミア』が開催されました。ここではその第1回分と第2回分のトークイベントの見どころをお届けします。

※イベントの模様はアニメイトチャンネルにてアーカイブ配信されます。詳しくはアニメイトチャンネル公式HPをご覧ください。



最初のコーナーは、出演者の皆さんにトークのお題をくじ引きで決めてもらう「けだるげトーク」。

第1回目のお題は「10月のイベントでやりたいこと」と「大変だったシーン」に決定。ここで出たアイデアが、10月23日に豊洲で開催されるスペシャルイベントで採用されるかも……という話に、早速皆さんでアイデアを出し合うことに。小野さんの「お化け屋敷!」という一声に、キャスト陣は「お化け役は自分たちでやろう」とノリノリです。さらに小野さんは「ボクは寝ているから」と田中ばりの白目を披露し、会場も序盤から大盛り上がり! 続いて小岩井さんと川面監督から出た「キャストや観客のみんなで一緒にオープニングを歌いたい」というアイデアもみんな大賛成でした。



第2回目のお題は「自分は●●のキャラに似ている」「●●のキャラになりたい」。

個性的なキャラばかりで一同が答えに悩む中、川面監督が「もともと僕は、田中くんみたいにけだるそうだからこの仕事を振られたんですよ」と驚きのエピソードを披露。しかし、人と話す時にドキドキしてしまうタイプらしく、ご本人としては田中より早夜に似ていると思うとのお話でした。一方、小野さんは自分に似ているキャラが「太田よりは田中」で、なりたいキャラも「田中」と回答。「太田がいることが前提で、あんなふうにみんなが優しくしてくれるなら田中になりたい」という条件に、一同納得顔でした。



次のコーナーは、キャスト陣から川面監督への質問コーナー。

第1回目で真っ先に手を挙げたのは高森さん。「一番動かしやすいキャラと動かしにくいキャラは?」の質問に、川面監督は「動かしやすいのはダントツで宮野です。コミカルな動きやギャグ顔は描くほうも楽しいみたいですよ。扱いにくいのは……田中ですね。普通なら立ち上がったり移動する場面でも、果たして田中がそれをやっていいのか迷ってしまうんです」と、本作ならではの難しさについて語っていただきました。

続いて諏訪さんの質問「全話を振り返ってここがこだわり!というところは?」の質問には、迷いながらも「最終話の終わり方」を挙げた川面監督。かなり悩み、修正をしたうえで今の形になったそう。監督こだわりのエンディングは、ぜひ皆さんの目で確かめてください!

第2回目も、キャスト陣の質問に川面監督が制作秘話を公開。本作の独特の空気感を表現するための間の工夫やキャスティング時のエピソードなど、川面監督をはじめスタッフ陣の『たなけだ』に懸けた深い愛情や熱意が感じられるお話をしていただきました。



最後のあいさつでは、キャスト陣全員が今まで応援してくれたファンへの感謝と、今後への期待を述べ、まだまだやりたいことがいっぱいある様子。川面監督も「今は最終話を終えてほっとしているところですが、原作コミックでは新キャラも出ていますし、やりたいことがどんどん沸いてきます。またいつか機会をいただければうれしいです」と思いを語ってくれました。

同意と期待を込めた観客席からの拍手は出演者全員が退場するまで続き、『たなけだ』らしい温かな空気の中、終幕となりました。



文:菅原雪絵